いつもの・・・
このフライ「はっきりしない」形状ですが、釣果のほどは「明らかに」優れています。
しかも、マテリアルひとつでできてしまう所謂「ワンマテリアルフライ」です。
マテリアルはスノーシューです。
染色したタイプもあります。
あと・・・・
特徴と言えばスレッドは赤を使うことです。
早速巻いてみましょう。
フックは、TMC3761#12です。
ドライフライ用ではないのですが、マテリアルの浮力性とフックの耐久性のバランスから敢えてウエット用のフライを使用しております。
スレッドを下巻きして、テイルを取り付けます。
そのままスレッドをウイングの取り付ける位置までアイ側に向かって巻きます。
その位置はシャンクの中央より気持ち前という感じです。
マテリアルの性質上ボリュームがあるので、あまり前側にウイングをセットするとヘッドをつくるとき窮屈になります。
上の写真は、シャンク上にウイングとなるマテリアルをセットしてから巻き留めたものです。
かなり前に取り付けた感じに見えますが、実際は中央当たりにセットしてから固定するために若干前に巻き進めています。
ウイングを立て、固定するために根元をスレッドで巻き留めます。
ウイングの位置は、マテリアルのボリューム、長さなどを考慮する必要があります。
何度か巻けばきっと感覚がつかめると思います。
ウイングを立てたら、そのままスレッドをテイル側に巻き戻ります。
そして、スレッドにスノーシューをダビングしてアイ側まで巻いたら完成です。

とっておきの・・・
正面からみるとウイングが扇状になっています。
釣る際はこのまま使用しても良いですが、私はウイング部分にフロータントを塗っています。
視認性も非常によく、フライ自体の耐久性も抜群です。
濡れるとボディの下から赤いスレッドが透けて生命感をアピールするようです。
是非、巻いて水面にプレゼンテーションしてください。
意外なほど魚が警戒感なくくわえるの見て驚かれることでしょう。
水面直下をリトリーブしても効くようです。
そう言えば、このフライ名前の由来、もともとノーネームであったものが「いつものやつ」(=ユージュアル)ということでやり取りしていたらそれが名前になったと記憶しています。
でも、これだけ優れたフライですから、「とっておきの」・・・がふさわしい感じもします。
先日、アイラモルトウイスキーのキルホーマン マキヤーベイを購入しました。
テイスティンググラスとセットなので、少々値が張りましたが・・・
その前に購入したキリンの御殿場蒸留所のテイスティングキットにも、グラスがついていたのですが、一つだったものですから・・・つい。
輸入元のテイスティングコメントは、
色:ペールストロー
香り:強いピートスモーク、ミックスフルーツ、バニラ、香ばしい麦。
味:バニラ、トロピカルフルーツ、ピートスモークを伴うフレッシュで長い余韻。
です。
早速、いただいてみますと・・・
おおーなんと淡い色でしょう。
香りはアードベック テンと比べてはなりませんが、ピート臭は確かに感じます。
口に含むと・・・
華やかという表現がふさわしいほど、鼻から良い香りが突き抜けていきます。
前回のアードモアレガシーにはあきらかにないものです。
敢えて、言わせていただけるのならボウモアがアイラモルトウイスキーの女王なら、キルホーマン マキヤーベイは若くて少々気の強い貴婦人という感じでしょうかねぇ。
フードペアリングはベルギーで130年以上の歴史を持つコートドール社のタブレットビター。
合います。
ううむ。マキヤーベイとタブレットビターもMy Favorite Thingsに入りました。
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