懐刀的存在・・・
ここのところ、友人から全く釣りの話がブログにアップされていないと揶揄されております。
そりゃそうです。
仕事が忙しくて行けないんですから。
ああ。多分予定していた久慈川のサクラマス釣りも期間は4月末までなので行けそうにありません。
こうなると久慈川への釣行は、10月の鮭釣りまでお預けの公算が大です。
>久慈川鮭釣りの記事をみる
ということで、なかなか行けない釣りに思いを馳せて、フライでも巻きます・・・・
まずは、”お気に入り”のグリフィスナット。
言わずと知れたミッジフライの代表格ですね。
ナットは蚋(ぶゆ)のことです。
蚋はハエを小さくしたような黒い虫で体長は3~5mm程度です。
フックサイズですと・・・・
#32~#28といったところでしょうか。
しかし、フライパターンとして多くみられるのは#22~#16です。

(左から#24、18、16、12・・・手持ちのフックから)
#16にもなりますと10mmくらいですから、個体の2倍になります。
何故、それで釣れるのか諸説ございますが、お魚も効率良く塊(クラスター)になった状態を捕食するからというのが、納得できそうです。
個人的には、ボディハックルのパターンは良く釣れると思います。
エルクヘアカディスも然りですし、ウーリーバガーもそれです。
いずれにしても、頼りになるフライで様々なサイズを常備しております。
釣れないときは、無意識に手を伸ばす懐刀的な存在です。
生産性を重視して・・・
それでは、巻いてみましょう。
私の場合マテリアルは次のとおりです。
・サドルハックル
・ピーコックハール
通常は、コックハックルを使います。
しかし、生産性を重視してハックルの全長が長いサドルハックルを使います。
(短いコックハックルにくらべて、サドルハックルが相当長いですね)
これで、一本のハックルから何本も巻けるわけです。
ただ、ファイバーの硬さがコックハックルより柔らかいので、浮力性に欠けるとのご意見もあります。
しかし、これまでその”浮力性”がネックになったことは記憶にありません。
まず、フックをセットします。
(今回は#12で巻きます)
スレッド(お好きな色で♪)を下巻きして、ハックルを取り付けます。
さらに、ピーコックハールを取り付けます。
ピーコックハールをアイ方向に向かって巻きます。
最後にハックルを同様に巻き留め完成です。
見本で巻いたサイズは、#12なのでちょっと大きいと思われるかも知れませんが・・・
実は、個人的にこのサイズが一番活躍しております。
まあ、本来、ミッジを使うべき状況ではないのでしょうが、とにかく釣れてしまうものですから。
固定概念に囚われず・・・
使い方としては、そのまま使うも良しですが・・・
私は上半分にフロータントを塗って使うことが多いです。
これで、フライの水を切る意味合いでもやるフォルスキャストせずに、手返し良く釣らせていただいております。
それから、水面直に沈んだまま非常にゆっくりとリトリーブしても良い結果が得られます。
以前、山梨県都留市にある鹿留の管理釣り場で#16(#14だったかも)サイズにショットをかませて早めにリトリーブしたら入れ食い状態になったこともあります。
こうなると、もはやグリフィスナットの機能性を無視した使い方になるやもしれませんが。
サイズは色々と試されるとよいと思いますが、
上の写真のように、#20以下はグリフィスナットではなく、他のパターンを用意しています。
あまり、小さすぎてもグリフィスナットの特性を活かせないような気がします。
まあ、固定概念に囚われず色々やるのも一興かと存じます。
固定概念と言えば、ハイランドモルトウイスキー=口当たりが良い=スモーキーな味わいが控え目と勝手に思っていたのですが・・・
先日、サントリーさんからハイランドモルトでアードモアレガシーが販売されました。
そのセールスポイントをHPより引用しますと・・・「味わいは、個性的なピートから生み出されるドライで爽やかなスモーキーフレーバーが特長で、ハイボールでの飲用がおすすめです。」ということです。
確かに、アイラモルトウイスキーと比較するとヨード臭はさほど感じられない(飲んでいても家族が正露丸臭いと文句言わない)ですが、おすすめのとおりハイボールでやると、それはそれでいけるかと。
また、My Favorite Thingsがひとつ増えました。