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Fly Fisher's Factory フライフィッシング 料理 お菓子作り 私的DIYブログ 

趣味や食などフライフィッシングと料理・お菓子作りを中心に自分でやれるもの(つくれるもの)と思ったものは、とりあえずDIYしてみようというテーマのブログです。肩肘張らずに”できる範囲”のことをやるというのがモットーなので、気楽にお付き合いいただければ幸いです。

経済観念についての考察

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経済観念についての考察

買い替え派?修理派?

「経済観念についての考察」などと大層なお題目ですが、何のことはありません。
靴にまつわるお話です。

靴と言えば色やデザインもありますが、何より足との相性ですね。
なかなか全ての条件を満たした靴に出会えることはそうそうありません。

お金に糸目をつけなければ、一流ブランドはじめいろいろと選択肢も広がろうというものでしょうが・・・
予算がある以上そうは問屋が卸しません。

限られた条件下でいかに良いものを探し当てるか。
これはこれで楽しいものです。
なのでお気に入りの靴を手に入れたら、多少傷んでも買い替えずに、修理してでも長く履こうと思います。

スリッポンタイプがマイブームです。

少々、高くつきますが長く履くことや足の馴染などを考えると、やはり本革がいいかなあなどと勝手に考えています。
まあ、人工皮革にせよ本革にせよ、当然、日ごろのお手入れは大事ですよね。

軍手とブラッシングは必須

まず、必ずブラッシングしてホコリを落とします。
私は豚毛のブラシを使っていますが、馬毛の方が柔らかいので優しくブラッシングできるそうです。
ブラッシングをしないと、後でクリームなどを塗りこむとき、靴の表面に残っている小さな砂やゴミなどで皮を傷つけてしまうことがあります。

私の場合、特に色のついた靴クリームは使いません。
本革の場合は、ミンクオイル入りの保革クリームを使っています。
この保革クリームって結構役に立つんですよ!

皮に潤いを与えて丈夫にするだけでなく、少々の擦り傷なら目立たなくなるんです。

コツは、ラムズウールに保革クリームをつけて優しく塗り込んだ後、直ぐに拭き取らないことです。
しばらく置いたのちに柔らかい布でふき取ると成分が皮に行き渡る上に適度な艶が生まれます。

お遊びでラムズウールのフライ作ってみました。
(結構釣れるんですよ)


あと、注意点はお手入れの最初から最後まで軍手してくださいね。
案外、自分の爪で皮の表面を引っ掻いて傷をつけることがありますので・・・

厄介なのは踵と靴底

手入れしても減るものは減ります
顕著なのは踵です。当たり前ですが歩けば減ります。
かと言って気軽に自分でメンテナンスできるわけではありません。
そこで靴の修理屋さんへお願いすることになるわけです。

先日、愛用の靴が踵の擦り減りなど傷んできたので3足修理したときのことです。
家族全員で買い物に出掛けたついでに靴屋さんへ持ち込んだのですが・・・
靴屋さんの説明(セールストーク?)によれば、踵だけでなく靴底や他のところも傷んでいるので直した方が長持ちするとのことです。

見栄は禁物

そこは修理派の私です。長持ちすると聞いて迷わず「それじゃあ・・・」ということでお願いしました。
「とりあえずカードで払っておいて・・・」と家内へ偉そうに指示する私。
「お幾らですか」と家内
靴屋さんは無言で壊れんばかりに電卓を叩きます。
「15,000円です。」と笑顔で靴屋さん。

あたりに張りつめた空気が漂います
むしろ、「一瞬立ちくらみを覚えた」といったほうが正確かもしれません。
家内は落ち着いた対応で支払いを済ませます。
「いやあ、お気に入りの靴だからねえ」と家内に対する言い訳というか、自分自身にもこの理解しがたい出来事について納得させようと試みます。

しかし、何故、あのとき先に幾らぐらいかかるのか聞かなかったのか・・・自責の念に駆られます。
それと同時にある昔のできごとが、ふと脳裡に浮かんでまいりました。

焼き芋事件

それは15年近く前のことです。
家内が子供たちを連れだって移動販売の焼き芋を買いにいきましたが、ひどく落胆した様子で帰ってきました。
「どうしたの?買えなかったの?」焼き芋の匂いがしているのに白々しく私が聞きます。
「ううん。1本500円もしたの。」と家内。

「で、何本買ったの?」と私。
「みんなの分と思ったから3本で1,500円。」とばつが悪そうに家内が答えます。
「そう。それは災難だったね。せっかくだから暖かいうちにいただくとしよう」・・・・などと当時若かった私は言うはずもなく・・・

「何で最初に値段を聞かないのかなあ」と冷たく言い放つ主がそこにいました。
「だって、まさかそんなにすると思わなかったんだもん。」家内が応酬。
その後はしばらくどこぞの会社の株主総会よろしく質疑応答が続き、終わったころには焼き芋も冷めていました。

経済観念と器の大きさ

結局、靴の修理代金について家内はいまだに何も言いません。
あのとき、焼き芋事件と同じように家内がその場で私を責め立てていたらどうなっていたことか
経済観念についてはお世辞抜きで家内の方が上なんですが
必要なものと判断してもらえたのか、あの場で私に恥をかかせる必要はないと考えてもらえたのか・・・

経済観念と同じくらいに相手を思いやる気持ちも必要なんだなあと考えさせられた次第です。
時が経って色んな意味で器が大きくなった家内であります。

注)写真は家内ではありません。

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