小さな宝石箱やー・・・的な
久々にM’sさんにお邪魔いたしました。
いつものようにビールとおつまみですが・・・
喉がとても乾いていたので白穂乃果をグイッと飲み干し、
バス・ペール・エールを頼みます。
そして・・・
オリーブです。
小皿にガーリックオイル漬け、スタッフドでアンチョビとカットレモン、黒オリーブ・・・
色々な味が楽しめ、感動ものです。
なかでも、ガーリックオイル漬けはMy Favorite Thingsになりました。
彦摩呂さんの決め台詞をお借りすれば・・・
「オリーブの宝石箱やー」です。
さあ、いつものようにウイスキーのオーダーです。
ラガヴーリン 8年 200周年記念ボトル
とにかく希少! 手に入らないとのこと。
若いからでしょうか、とにもかくにも香り華やかです。
舌に刺さる感じはありませんが、しっかりとピーティな余韻を感じます。
因みに飲み干したグラスに水を注ぐと再び、華やかな香りが立ちます。
カリラ 8年 アンピーテッド
ピートを炊かない麦芽を使用し、バーボン樽で熟成しているそうです。
まあ、アンピーテッドのネーミングに感化されたわけではありませんが、はじめはピート臭よりグレーンウイスキーにあるエステル香がするような錯覚?に陥りました。
個人的には”富士御殿場蒸溜所 シングルグレーンウイスキー”に近いと思ってしまいました。
もうすぐ辿り着く・・・
つづいてボトラーズです。
ハンターレイン オールドモルトカスク 15年
ラフロイグ のボトラーズボトルです。
ほのかに甘い蜂蜜の様な香りがしたかと思うと硫黄の匂いが漂います。
後味はスッキリしております。
キルホーマン サナイグ
キルホーマンのフラッグシップ マキヤーベイはバーボンカスク(樽)、こちらシェリーカスクで熟成させているとのこと。
マキヤーベイのような強いピートスモークの香りや華やかさというより・・・
ふうむ・・・サナイグはしっとりとしたフルーツケーキをイメージさせる感じです。
最後(ウイスキーの)は・・・
やはり、アードベッグに辿り着きます。
まず、写真右側のブラスダ。
ボトルカラーが透明というのにも驚きますが・・・
「ブラスダ」はゲール語で「甘くておいしい」という意味だそうで・・・
あのガツンとくるアードベッグがねぇという感じです。
フルーティでとても飲みやすいというべきでしょうが、慣れている方には「注意深く」味わうアードベッグなんて言われたりして(笑)。
続いて・・・
アードベッグ オールモスト・ゼアです。
Almost There 「あと一息」「もう少しで着く」です。
アードベッグ蒸留所は90年代に一旦閉鎖したそうですが、再建後、スタンダードである10年ものを目標に・・・
2004年「ベリー・ヤング(Ardbeg very Young)6年熟成」=とても若い、
2006年「スティル・ヤング(Ardbeg Still Young)8年熟成」=まだ、若い、
2007年「オールモスト・ゼア(Ardbeg Almost There)9年熟成」=もう少しで着く
と命名しリリースしてきたとのこと。
ポエムですねぇ。
先に飲んだ「ブラスダ」の印象が残っているので、「オールモスト・ゼア」と言えども舌全体にアードベックの特徴を刻みます。
ううむ・・・
TENと比べればよかったなぁ。
そうそう、10年熟成は2008年に「ルネッサンス(Runesansu)」=復興でリリースしていることなので・・・
できればそれを飲んでみたいです。
そして・・・今年(2016年)5月にリリースされた・・・
ダークカーヴ・・・
記憶が飛んでしまって・・・
飲んだのかなあ・・・味覚えてない。
アードベッグTENよりもフルーティで非常に飲みやすいとのことです・・・
思わず嘆息の心境です。
最後、友人のギネスは一口舐めたのは覚えていますがねぇ。

お店を出て、家にはオールモスト・ゼアでもう少しで着くところになっても・・・
ダークカーヴを飲んだか否かの記憶には辿り着くことはできませんでした。
それでは、また。
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