治具を使って作ってみましょう
さて、前回はウォンディントン・シャンクの治具を作りました。
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早速、これを使って実際にウォンディントン・シャンクを作ってみましょう。
出来上がりのイメージはこんな感じですよ。
まず、材料となる針金を用意します。

いつもお世話になっておりますケーヨーデイツーさんで購入したものです。
太さ(線径)は0.9㍉でよいかと。
加工もしやすいですし、実際、これで釣りをして曲がってしまうようなことはありませんね。
(それだけ大物を釣っていない・・・とも言えますが)
材質は錆びないようにとステンレス製を選んでいます。
まず、治具とラジオペンチ、ニッパーをご用意ください。
針金を
切らずに先端を治具の穴に差し込みます。
次に釘に引っ掛けるようにして反対方向に引っ張ります。
最初に、針金を
切らないのはここで引っ張るときに・・・・
できるだけ真っすぐにしたいので、長い方が力を入れられるからです。
引っ掛けた釘の内側部分の針金をラジオペンチで締めます。
実際は、指を添えてゆっくりと、じわーっと絞めてくださいね。
テール側になるアイができましたね。
同じように今度はヘッド側のアイをつくります。
反対側の釘に引っ掛けて針金を矢印方向に引っ張ります。
テール側アイの要領でラジオペンチで挟むと形になります。
コツは、上の写真のように伸びた針金の先端を・・・
反対側の釘の左側にクロスさせてから絞めると綺麗に仕上がります。
伸びた針金をラジオペンチで90度に折り曲げます。
この作業によって、先ほどクロスしていた部分を・・・
真っすぐ元にもどす感じです。
もうすぐ完成ですが・・・
治具から針金を引き抜きましょう。
引き抜く際、一緒に釘やアルミパイプが抜けるようなら・・・
やはりエポキシなどの接着剤で補強してください(汗)。
あとは、伸びている両方の針金をニッパーでカットすれば・・・
完成!
でも、ちょっと待ってください!
実際にタイイングする際、バイスの種類によっては困ったことに・・・
角度調整ができないバイスだと上の写真のように斜めになって・・・
タイイングが少々やりづらいことに・・・
次回そのあたりの問題解決に取り組みたいと存じます。
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