いよいよ大詰め
これまで、ウォンディントン・シャンクについて、治具や針金からシャンクの作り方までお話してきました。
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>シャンクの作り方をみる
いくつか課題もありましたが、今回でまとめに入ります。
前回の宿題であるシャンクに直接フックをつける場合の方法についてお話します。
針金の一方(リア側アイの短い方)を残すのは前回と同じです。
再度、ヘッド側のアイを治具の釘に引っ掛けます。
釘に引っ掛けたアイ側を指でを押さえ、反対側をラジオペンチで挟みます。
そのまま、ラジオペンチを右側にゆっくりと90度捻ります。
指を離すと、捻ったリアのアイがヘッド側に対して縦になっているのがわかります。
針金を治具からはずしてみるとさらにわかりますよね。
はずした針金のリア側のアイを再びラジオペンチで挟みます。
この状態で垂れ下がっている針金をゆっくり指で上方90度持ち上げる様に曲げます。
はい、完成です。

フックをセットしてみましょう
バイスにセットするとこの様になります。
これにフックをセットしましょう。
用意するのはフックと固定用の塩ビチューブです。
フックはアップアイタイプでなおかつアイの大きいものです。
オクトパスフックなどがありますが、ここではルアースプーン用のフックを使います。
※右側の極細フックは20cm前後の小物までで、それより大きくなると掛けた瞬間フックの先が伸びてばれるようです(汗)
塩ビチューブは2㍉径くらいですね。
これをあらかじめ下の写真のようにセットします。
シャンクに通します。
最後尾の位置にいったら、塩ビチューブを半分程度ずらします。
(慌ててフックを指に刺さないように!)
完成です。バイスにセットしてみましょう。
お疲れ様でした。