つづきを巻いてみましょう
ちょっと違うやり方に挑戦
突然ですが、ここで、ハックル用のフェザーの取り付け方についてお話します。
下の図をご覧ください。
ここでは、上のa(フェザーの余り)をどの時点でカットするかで
抜け防止と仕上げを綺麗にするか違いを説明します。
通常は、上図のようにフェザーを留めてから・・・
下記CASE1のようにハックルを形成してからカットします。
【CASE1】 ハックルを巻いた後にaをカット
①ハックルを巻く
②当然、抜け防止のためaの余分をある程度(bの位置)残して巻き留めますので・・・
③スレッドを巻く回数が増えて、最後のフィニッシュスペース(C)が狭くなり・・・
仕上げに影響します。
今回は・・・・
次のCASE2、つまりハックルを巻く前に余分をカットする方法です。
まず、ハックルを最初に巻き留めるのは先のCASE1と同じです。
【CASE2】 ハックルを巻く前にaをカット
①aから2、3本ファイバーをa’のように持ち上げる
②a’をスレッドで固定後、aの余分をbでカット
③脱落防止のため、a’をハックルになる部分と一緒に巻きこみ
bまで巻き留める・・・
CACE1よりcの部分だけ余裕ができます。
結局、マテリアルをカットする際、巻きとめた部分でギリギリにカットするのは難しいので
どうしても余りが出来てしまう。
それを隠そうとするから余分に巻くことになる。
なので、先に、余分のフェザーから先に何本かフェザーを取り分け・・・
抜けないよう巻き留めてしまうってことなんですが。
ははは・・・
私が描いた図なので双方の差が判りづらいかもしれません。
でも、実際にやると違いを実感できると思います。
まあ、好みの問題レベルと言えなくもありませんがね。
写真でみると
まず、フェザーをシャンクに固定し・・・
次に①のようにファイバーを数本分けて、
その根元右側②の位置をスレッドで巻き留めます。
①をさらに、左側に倒してハックルになるファイバーと一回スレッドで巻き留め、
余分をカットします。
フェザーの軸(ストーク)を指で持ち上げ・・・
ファイバーをテール側に撫でるようしてに折ります。
ファイバーをテール側に折った状態です。
これを2回ほど手前から奥にくるっと2回ほど巻いて・・・
スレッドで固定し、余分なファイバーをストークごとカットします。

もう少しで完成
ヘッドを作りましょう。
ハックルが抜けないようように補強することと、
全体のプロポーションを確認しながら(お好みで・・・)
ハックルの角度を調整する意味合いもありますね。
ウィップフィニッシャーを使用してフィニッシュし、
ここでスレッドをカットします。
最後にヘッドセメントをヘッド部分に垂らして・・・
お好みで、マニキュアなどを塗ると・・・
見栄えが良くなります(釣果の影響度は別として)。
お疲れさまでした。
なんか甘いもの食べたくなったので、近くのコンビニでドーナツ買って・・・
食べました。
必ず、オールドファッションを食べるのが個人的な流儀です。