感動的な体験
ついに本日、久慈川に行ってまいりました。
自宅を出るときはあいにくの雨模様でしたが、現地に着くと薄曇りの天気。
友人は、先日の忠類川釣行を台風で台無しにしているので、天気にはナーバスです。
さすがに、台風は来ていないので多少の雨なら問題なしですよ。
それよりも、問題は鮭の遡上です。
鮭はどのくらい遡上しているのか・・・
釣れているのかいないのか・・・
なかなか情報を取ることができません。
まあ、行く前に久慈川漁協さん聞けば良かったんですけど・・・
受付を済ませてから恐る恐る(笑)聞いてみます。
「昨日はどのくらい釣れたんですか」
「17尾ですね。一人で上限の5尾を釣られた方もいらっしゃいましたよ。」
午前7時 スタートの合図が河原に鳴り響きます。
一日あたり調査従事者40名までですが、最終日の前日は、20名と少ないようです。
それでもフライフィッシングとしては調査区間1Kmにギリギリいっぱいの人数の感がありました。
開始からさほど時間が立っていませんが、他の方が1尾目釣り上げたようです。
写真を撮らせていたさだきましたが、70cm 4.5Kgとのことです。
すごいなあ・・・!
さあ、私たちも、釣る・・・いや調査するぞ!
釣るスタイルは三者三様という感じでしたが、友人と私はダブルハンドのスカジットスタイルです。
水深は深くても1m程度のことですが、シンクテイップは深さや流れの速さに合わせてシンクレートを選べばよいかと存じます。
なお、事前のレギュレーションにはウェーディング禁止となっていましたが、どうも大丈夫のようです。
ほとんどの方がウェーダーを着用して立ちこんでいました。
水は透明度が高く、鮭の遡上を目視することができます。
矢印のところが波立っているのがお分かりいただけるでしょうか?
写真には写りませんが、肉眼ではハッキリと遡上する鮭を確認することができます。
しかも、立ちこんだ足元をすごい勢いで鮭が通り過ぎていくんです。
こんなことは海外の動画で見ることくらいしかできないと思っていましたが・・・
そのうえ、1尾ではなく何尾もかたまりで、ときには水しぶきを上げながら近くを遡上していくわけですから・・・
そりゃあ感動ものです。
きたっ・・・!!!
調査区間の下流域は調査員がいっぱいなので、比較的空いている上流域に移動しながらキャステイングを繰り返します。
ひたすら、スカジットヘッドをダンプしてキャストアウトの繰り返しです。
2時間くらいしたときでしょうか。
急にロッドが重たくなったと思ったら、すごい勢いでラインが上流に引っ張られていきます。
フライはカムイチェップの赤です。
ティペットは4号(16lb 7.2kg)ですから・・そう簡単には切れんでしょう!
いただきって感じです♪
「あうっ!」
フライの結び目からいってしまいました。
少し岸から離れたところだったので、そのままやり取りしながら上流の岸で何とか対処しようかと考えたのですが。
甘かったですね。ランディングネットは用意しましょう。
フライを結び変えて再びキャスト・・・
「きたっ!」
「あうっ!」
一瞬にしてばれます。
まあ、上の写真の赤丸のとおり鱗がついていますので・・・
スレでした。>
お隣に・・・きたっ・・・!!!
そんなドタバタをしている間にお隣の方がフィッシュ・オンです。
お隣の方も、今朝から何度となくバラしているとのこと。
今度は何とか大丈夫そうです。
お見事!!口元にフッキングしています。
メス・67cm・4.5Kgです。
ロッドは杉坂さんの K・Bulletでした。
フライもコーンヘッドらしきものがついていたので、杉坂さんつながりでビックダンサーでしょうか。
来年3月はサクラマスも・・・
結局私の釣果、いや、調査結果はサンプルなし(つまりボウズ)でした。
4回掛けたのですがね・・・
二人の友人も同様のバラシです。
なお、久慈川漁協さんのお話では今日は10尾あがったそうです。
しかし、あのパワフルな引きを味わえただけでも嬉しかったです。
来年、忠類川にも行きたくなりました。
その前に、どうも久慈川で来年3月頃にサクラマスが狙えるようです。
サクラマスはおいそれと釣れるものでないと言われていますが・・・
機会があればぜひ挑戦してみたいです。
お土産も久慈川漁協さんからいただきましたし、釣れなかったけどすがすがしい気持ちになれた一日なのでした。
上の写真のパッケージはアユの露煮でした。
美味でした。
